パソコン2台になったら繋いでみよう
                  
KID京都インターネット同好会
勉強会資料 H11/5/8 長谷川

つないでみるとこんなに便利
 ・他方のパソコンの、ハードディスク、フロッピードライブ、CDROM、CD−R、MO、
  プリンターなどが、どのパソコンからも使える。
 ・メモリーの少ないパソコンの場合、プリンターの印字中はパソコン実質使用不可能。
  しかし、ネットワークで繋いでおくと、プリンターの繋いで無い方のパソコンは使える。
 ・2台以上のパソコンで同時にインターネット閲覧。ルータを用意すれば電話1回線で大丈夫。
 ・Mac−Windows Mac−Windows−UNIXでもファイル共用化
 ・PC98とAT互換機を繋げば、AT互換機の方から1.2MBのフロッピーが読める

1.パソコン2台の場合でファイル、プリンター共用


1.1 イーサネットカードで繋ごう
 シリアルポート(RS−232Cポート)やパラレルポート(プリンターポート)でも
 パソコンを繋ぐことができるが、遅いし不安定。(ハングアップしてしまう)

1.2 買うもの
 ◆イーサネットカード
 ディスクトップパソコンでは・・10BASE-Tまたは10/100BASE-TX、PCIバス、プラグアンドプレイ
                                    4000円くらい
     買ってはいけない・・10BASE−5、10BASE−2→同軸ケーブルで繋ぐものです
                         ISAバス→Windows98での動作を保証していません
                          プラグアンドプレイ無し→IRQ、I/Oポートを手動で設定

 ノートパソコンでは・・・・・10BASE-Tまたは10/100BASE-TX、PCMCIA、プラグアンドプレイ
                                                                      9000円くらい

 ◆クロスケーブル・・・・・                     1000円くらいか
 ◆ケーブル・・・・・・・・UTPケープル              5mで2000円くらい
 ◆クロスケープルとケーブルの接続アダプター・・・・・・・・・・・・・・・・100円位??

  以上はケチらずに新品で揃えたほうが良いと思います。ケーブルの一部が切れていたり、コネクターの
 接触が悪いことがあり、この場合パソコンはイーサネットカードを認識するのですが、繋がりません。
 私はこれに2ヶ月以上悩まされました。何冊も本を買って、会社の専門の人からアドバイスを受け、
 テスターまで買いました。それでもだめでした。(最初は、LANなど余り目に見えないものに金を
 使うのはもったいないと考え、全部もらいもので済ませました。これが問題であった。)

1.3 パソコンにイーサネットカードを差込み、ドライバーをインストールしましょう。     プラグアンドプレイのものを選べば簡単です。     PCIバス・・・Windows立ち上げ時にドライバー要求のメッセージが出ます。             それに従ってイーサネットカードに添付されているドライバーを             インストールすればOK PCMCIA・・電源ONのまま差し込む。ドライバー要求のメッセージが出ます。             それに従ってイーサネットカードに添付されているドライバーを             インストールすればOK
1.4 設定
NetBEUIが簡単

[スタート]−[設定]−[コントロールパネル]−[ネットワーク]を開きます。

ネットワークカードのドライバーをインストールするとこのようになっているはずです。

■[現在のネットワークコンポーネント]で必要なもの

・Microsoftネットワーククライアント
・イーサネットカードのドライバー
 (ここでは PCI Fast Ethernet DEC 21140 Based Adapter)
・NetBEUI->イーサネットカードドライバー
・Microsoftネットワーク共有サービス
無い場合は[追加]でインストール
[優先的にログオンするネットワーク]はMicrosoftネットワーククライアント

■NetBEUIを少し設定

・NetBEUI->イーサネットカードドライバーを選択
・[プロパティー]−[詳細設定]−[既存のプロトコルとして設定する]をチェック


■プリンターとファイルの共有

[プリンターとファイルの共有]−[プリンターを共有できるようにする]−[ファイルを共有できるようにする]を チェック

■コンピュータにグループと名前をつけます。

・[識別情報]をクリックします。
・[コンピュータ名]に設定しているコンピュータの名前をいれます
・[グループ名]にネットワークグループの名前を入れます
 [グループ名]は繋ぎたい方のパソコンと同一にしてください。
・[コンピュータの説明]は特に要りません。

以上で[OK]をクリック。ネットワークの設定が始まります。
WindowsインストールのCD−ROMを要求されることがあります。
Windowsを再起動しますかのメッセージが出たら、[OK]をクリックしてください。

再度WINDOWSを立ち上げると、パスワード入力を求められます。 適当に入力してください。



■ファイルの公開

エクスプローラでディスクドライブ、フォルダーなどを右クリックすると[共有]ができています。
[共有する]をクリックすると、他のコンピュータからその部分のみ見えます。


■繋ぎたい方のパソコンも同様の設定をしてください。

・ディスクトップ左上の[ネットワークコンピュータ]をクリックすると 他のコンピュータと自分が見えるはずです。コンピュータ名をクリックすると 共有にしたフォルダが見えます。
・見えない場合、エクスプローラを使い[ツール]−[検索]− [ほかのコンピュータ]で検索します。


2. パソコン3台以上の場合

  2.1 HUBを使います
   ・各パソコンにイーサネットカードを付けます。2台のときと同じです。
   ・全体の接続はHUBを介して行います。

    2.2
      ネットワークの設定は、2台のときと同じです。

    2.3 HUBの価格
      HUB・・・・4〜8チャンネルのもので6000〜9000円。100BASE−TX対応は
          まだ価格が高いです。


3. 2台以上のパソコンを繋いで、すべてのパソコンで
   インターネットを見たい場合

  HUBの代わりに、ダイアルアップルータを使います。価格も大変安くなってきました。
  実売で3万円台のものも出てきましたので、これからISDNを始める方は、ターミナル
  アダプターよりルーターをお奨めします。(パケットを外部に出してしまう常駐アプリケーションを
  止める必要があります。)
    
  前項ではNetBEUIの接続を説明ししましたが、この場合はTCP/IPで繋ぐ必要が
  あります。詳細は省略。NetBEUIがつながればそんなに難しくありません。

  便利なところ  
          ・パソコン4台くらいまで1回線で同時にインターネットが使える。
          ・パソコンがデータを送ろうとすると、自動的にプロバーダーに繋いでくれる。
           (ちょっとした専用線感覚)
          ・データを送るのをやめて、一定時間(例えば2分)経つと、自動的に切断して
           くれる。
          ・ダイアル−プロバーダー接続がめちゃくちゃ速い(3秒くらい)
          ・パソコンのシリアルポートを使わないので、CUPパワーが残っている。
           その分読み込みも速い気がします。


                                                                              ー以上ー